理工学図書新刊ニュース　9月号

最近の都市交通システムは道路だけでなく鉄道，バスを統合した総合交通ネットワークで管理する動向になっており，先端的交通サービスは，ICTを利用することによって可能となる。本書では，その実現のための基本システムを解説。

日本で初めての「城と城下町」の対訳本である。「城と城下町」の基礎知識を58項目に分類し，1項目2ページの見開きで，図版と写真で解説した。後半に日本各地の特徴ある城，遺跡を掲載した。著者はNHK大河ドラマの建築考証を52年前から担当している平井聖先生。自ら作図した図版と写真で明解に解説している。

本書は，コンピュータによる建築形態の生成や分析を志す初学者が核となる基礎理論と計算手法をプログラミングしながら学べるように構成した。フリーのプログラミング環境を入手できるPythonとBlenderを使用。

古来、日本の住宅の縁側や坪庭、障子や格子など、建築の空間における「境界」のデザインは知恵が施されてきた。現代においては、過密化する都市と住宅のプライバシー形成、素材や構法の進歩によって、その要素やデザインも多様になっている。本書は、51の住宅事例を読み解き、その境界部分の計画やディテールなどの設計手法を提案するものである。

本書は、1級建築士設計製図試験の想定問題6題を用意し、巻末封筒に実寸大の解答例図面を付けている。課題の読取り方、計画のまとめ方、建築法規上の制約の解説をコンパクトにまとめ、6課題は少しずつ難易度があがるように練られている。標準的な単体建物から、大スパンの居室が混在する計画、敷地の特徴を生かす計画とステップアップする。

本書は、施工経験記述を中心に、［建築］［躯体］［仕上げ］の各工種の立場から取り組める記述例を豊富に用意した、２級建築施工管理技士実地試験の参考書である。巻末に最新5年分の実地試験と解答例、試験に出やすい参考問題と解答例を収録。今回、第十二版として近年の出題傾向や公共建築工事標準仕様書等の改訂による見直しを行った。

数多くのランドスケープデザインを手掛けてきたなかで醸成された著者独自の思考をスケッチやイラスト、図面とともに紹介し、読者に建築、風景、社会を考えるきっかけを与える設計手引き風読み物。ランドスケープデザインを「風景を構成する膨大な他者たちとの関係を模索するデザイン」と捉え、そのディテールから風景までを言葉で描き切る。

第1種・第2種作業環境測定士試験の直近5回分の試験問題を、試験科目ごとに分類・整理し、頻出・重要問題をていねいに解説した問題集。

本書は、廃棄物の基礎知識はもちろん、ごみ焼却入門から焼却施設の種類や仕組み、さらにはごみ発電やバイオガス利用までを、豊富な図表を用いてていねいに解説。

ＳＣＭ(サプライチェーン・マネジメント)を最大限機能させるため、設計・開発部門を効率化するエンジニアリング･チェーン･マネジメント･システムを整備し、「売れる製品の図面を、最少資源で、最短で」アウトプットするシステムを構築する方法を唱える。

さまざまな分野で利用されている配管技術のキーコンポーネントである「バルブ」。その歴史から種類（製品）、技術（役割）、応用、使い方までを、イラストや図表を用いて専門家でなくても容易に理解できるようにトコトンやさしく解説した。

好評「調達・購買の教科書」の戦略版。”自ら調達業務を取り巻く現状を、情報収集、分析できるようになる””目的に応じて、調達業務における、部門、品種、組織設計の戦略構築を可能とする””自発的・自律的に戦略を考えられる、強い調達・購買部門を実現できる”「調達・購買」戦略に必要な知識をすべて網羅。