パンと野いちご~戦火のセルビア、食物の記憶~
山崎 佳代子 著
著者紹介
内容
目次
はじめに 小さな歴史手帖 語りの声に耳をすますまえに ジェネリカの青い実 Ⅰ 第二次世界大戦の子供たち パンの話─ユディッタ・ティモティエビッチ 僕はスマートだった─ゴイコ・スボティッチ トランク一つの旅─アレクサンドラ=セーカ・ミトロビッチ 橋と子供─ラドミラ Ⅱ 料理とは、甦りのこと ジャガイモと薬─ドラゴスラバ・ラタイ 母の手紙─ブラード・オバド 魚と野獣─ダルコ・ラドゥーロビッチ パンと牛乳─リュビツァ・ミリチェビッチ Ⅲ 嵐の記憶 私は市場に─ゴルダナ・ボギーチェビッチ 僕は元気だ─スラビツァ・ブルダシュ 小鳥が木の実をついばむように─ゴルダナ=ゴガ・ケツマノビッチ マルメロとイラクサ─ベリスラブ・ブラゴエビッチ Ⅳ 馬の涙 コソボ・メトヒヤの女声たち 五月のある晴れた日に 小さな家、大きな食卓─ドゥシカ・ヤーショビッチ 火酒とピストル─ラトカ 逃げていく日─ミーラ、リーリャ、ビリャナ、ドゥシカ 赤く染めた卵─スターナ 雨、雨、雨だった─ふたたび、リーリャ パンを焼く、生きていく─スラビツァ 魂の香り─コソボ・メトヒヤの女声たち 人生でいちばん大切なこと─ふたたびコソボ・メトヒヤの女声たち 右の手、左の手─ミルカ、スラビツァ、スネジャナ Ⅴ 野いちごの森へ 梨と猫 時刻表にない列車─ソフィア・ヤクシッチ 山羊と子供─ペタル・マラビッチ チーズとジャガイモ─デサンカ・ラブナイッチ 見えないパン─ナランチャ・マラビッチ 朝の牛乳─スミリャ・エデル ああ、あの子たち─イェレナ・スタルツ=ヤンチッチ 手紙を書いてくれ─シェキッチ村ピオニールの少年たち パルチザン第七病院─ペタル・ラドイチッチ 大きな胡桃の木の下で─ミルカ・ラドゥーロビッチ 花と爆弾─スルジャン・ブケリッチ サンドイッチと空き瓶─ジュルジッツァ・オストイッチ 雪と少年─シーモ・トミッチ Ⅵ 飢餓ゆえの戦争、戦争ゆえの飢餓 小さなパン─バネ・カラノビッチ 鳩と白い花─ドラガナ・ゴレタ 食べ物という喜び─ベドラ・アルシッチ Ⅶ 小さな料理手帖 グーラッシュ 玉ねぎしきつめ肉団子 イラクサのスープ 肉詰めパプリカ ジャガイモ詰めパプリカ 豆スープ 肉のサルマ セルビア・サラダ バニラ・クッキー マーブル戦争ケーキ ラミザ風ユーロクリーム セルビア料理の道具 結びにかえて 旅は終わらない
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