理工学図書新刊ニュース　4月号

本書は文系・理系問わず大学生を想定し，第三者にきちんと伝わる文章の作成に必要な考え方と実践方法を解説。文章を書くことが苦手なすべての人に読んでもらいたい。【目次】アドバンストリテラシー／研究室配属とドキュメント／考えをまとめるということ／日本語作文技術／アイディアを生み出す方法／インターネット上の道具／他

飯能市エコツーリズム推進協議会長を務める筆者の｢里地里山の持続可能な社会システムの研究｣の視点から、飯能のエコツーリズムの多数の実践の事例を紹介。今後エコツーリズムが農山村振興にどのようなプラスの効果をもたらしうるかを明らかにした一冊。

系統だててやさしく解説。〔内容〕求積法／線形常微分方程式／常微分方程式の解の存在と一意性／常微分方程式のベキ級数による解法／常微分方程式の安定性／1階偏微分方程式／楕円形偏微分方程式／双曲形偏微分方程式／放物形偏微分方程式

経済・経営系の学生をはじめ，高校で統計学を学んだことのない人々も読者対象に含めた入門書。統計学の基礎的な概念や手法を具体的・個別的事例から説き始め，一般的な公式・法則へと導いていくので，統計学を体系的に学習することができる。第4版では一部内容を見直し，データの数値やグラフを最新のものに更新，追加した。

本書は，ノンパラメトリック回帰とその発展型と見なされる種々の手法に関する，基礎的な概念からファイナンスへの応用手法までを，古典的な回帰手法との関連を明確にしながら解説し，ファイナンスにおける実施例を提示している。市場参加者の関心を引きつける話題として，ポートフォリオ選択を具体例と共に取り上げている。

本書は，微分積分学や線形代数学に登場する様々な問題の解を近似的に求めるための数値的な方法とその理論，すなわち数値解析の入門書である。数値解析の背後にある数理の理解を目標としており，動機を明確にして丁寧に計算方法や公式の導出を解説した。また，読者の理解を助けるために，具体例や計算例も数多く掲載している。

ペレルマンがサーストンの幾何化予想を解決してから10年以上が経過し，その手法はすでに正当なものとして認識されている。本書では，３次元多様体論とリッチフローを中心に，幾何予想とその解決について，必要最小限の知識で理解ができるように詳説する。また，意欲のある読者のため，終盤でペレルマンによる予想解決の原論文を概括した。

本書では，オペレーションズリサーチ（OR）をできるだけ数理表現を用いずに説明し，最小限の数学からなる身近な話題を例題・課題として，問題解決や意思決定，最適化の実現に必要なORの問題の本質を学べるようにした。

本書は，中間子-原子核束縛系を舞台にした，ハドロン多体系の構造や生成反応と強い相互作用に関する研究の入門書である。読者としては，量子力学の基礎を修得済みの物理学を学ぶ学部4年生から大学院修士課程1年生を想定しており，中間子-原子核束縛系の物理が無理なく理解できるような構成を心がけ解説している。

加速した粒子を用いた散乱実験は，肉眼では決して捉えることができない世界を“見る”基本的な手段である。実験で測定される散乱断面積は，極微の世界の映像ともいえる。本書は，この映像を読み解くために必要な量子力学的散乱理論の基礎を，ごく初歩的な量子力学の知識のみで，初学者向けに解説したものである。

多体系の典型的な現象である相転移の理解をめざす。相転移現象の熱力学・統計力学による記述、平均場理論、Landau理論などの基礎的内容から始まり、相転移とそれに伴って起こる臨界現象の具体的な状態や普遍的性質、その理解に不可欠なくりこみ群について詳説。厳密に解けるものを含むさまざまな模型と近似法を用いて実践的理解を促す。

配管技術は産業の基幹技術の1つで、その活躍する分野は多岐にわたる。本書は、配管設計全般に関する基礎知識と応用事例を解説した。ページ構成は、図表を豊富に使用したノート形式とし、見やすさ、使いやすさを追求。著者の経験をもとにした実践的な内容が特徴。

これまで国内では、製品、部品に含まれる化学物質の企業間の情報伝達に2つの業界標準スキームが使われていた。それを統合する形で経済産業省の主導で化学物質情報伝達の統一スキーム「chemSHERPA（ケムシェルパ）」が開発され、2018年度から実施される。その概要とケムシェルパを活用した化学物質のリスク管理方法をわかりやすく解説する。

分析化学におけるExcelの利用について、基礎的な使用方法から、プログラムを用いた発展的な計算やシミュレーションの方法まで丁寧に解説。紹介しているExcelファイルはwebサイトより無料でダウンロード可能であり、実際に手を動かしながら、それらのテクニックを身に付けることができる。

本書は昆虫の様々な運動制御の例を紹介し，その神経機構を解説する。感覚刺激に応じて動きを調整することの難しさを説明し，昆虫の微小脳がいかにしてその課題を克服しているかを述べる。運動制御のアルゴリズムに焦点を当て，（生物のハードウェアである）脳や神経の知識がほとんどなくても理解できる説明となっている。

クモの網は，自ら紡ぐタンパク質でできた糸を組み合わせて造る，精密で複雑な建築物である。クモは1日のほとんどの時間を，網の上でじっとエサを待って過ごすが，一度エサがかかるとすばやく動き，これを捕まえようとする。その間およそ10秒。クモが網と一体のシステムとなって挑むエサとの10秒間の攻防を，丸々1冊費やして詳細に解説。

幅広い分野の工業製品の材料として用いられる高分子材料には様々な特性と機能があり、目的や用途に応じた性質や形態をもつものを作り出すことができる。高分子の様々な特性を発揮する基礎となる化学構造、化学結合、高分子の様々な機能を解説する。

著者らによって開発されたオープンソースのシステムを用いて構造解析を学ぶ建築・機械系学生向け教科書。企業の構造解析担当者にも有益。〔内容〕構造解析の基礎理論／システムの構築／基本例題演習（弾性応力解析・弾塑性応力解析）

エレクトロニクス分野で活躍する国内外の若手研究者のために、一般財団法人丸文財団がこの10年間に取り組んできた事業のなかで、科学技術の進歩ならびに次世代の産業創出に対して将来的にもっとも貢献が期待されるとして表彰された研究をまとめる。

技術士第一次試験「基礎・適性」科目の問題集の平成29年度版。「出題年度別のキーワード分析で傾向把握」「出題頻度の高い基本事項の学習」「平成28年度出題に対する平易な解説」「基礎と応用の2つからなる予想問題」と、ステップアップ式の学習方式が魅力の予想＆過去問題集。

ワイヤレス給電への期待は、電気自動車の普及の起爆剤として、電子機器や家電の革新的なデザインの次の一手として、日々高まっている。次々と実用が進む中で、課題も見えている。本書は技術者が応用に活かすための、いくつかある給電方式の原理と応用の考え方、業界動向を中心に書かれた入門書。

複線図を書くことが苦手な読者を対象として、「習うより慣れろ」をコンセプトに練習できる内容。最初は線をなぞる→見ないで書けるようになるまで繰り返す→次の問題へ　のように、簡単な問題から徐々に難易度を上げ、最終的には実際の候補問題の複線図が解けるまでレベルを上げる構成。

電気技術者試験センターから公表された、2017年度（平成29年度）の第二種電気工事士技能試験候補問題13問の施工手順、ポイントをすべて収録したDVD付きの参考書。『2017年版第二種電気工事士技能試験公表問題の合格解答』で予想した施工条件をもとに、各問の施工作業映像を撮影。

計算問題に高頻度で登場する105テーマの重要公式と、論説問題の学習を無理なく進められるように227の重要用語を、科目ごとに分けて収録した好評のポケット版の最新改訂版。日々の学習から試験直前対策まで、繰り返しご活用できるアイテム。

エレクトロニクス工学におけるものづくりやシステム構築の理解・設計に不可欠な回路理論について，初学者にもわかる平易な文章で解説し，コラムや実例に基づいた例題・課題・章末問題などにより，イメージをもって学べるようにした。

頭部伝達関数はヒトが音の空間特性を知覚する際の重要な物理量であり，応用によって3次元的に音を再現したり，仮想音空間を創造したりすることが可能となる。本書は頭部伝達関数の基礎から最先端に至る知見を体系的に記述した。

『技術士第一次試験「電気電子部門」択一問題200選』の第5版。平成24年度試験から平成28年度試験までの過去5年分の解答解説に加え、それ以前の厳選問題を加えて200問以上を厳選し、過去の試験問題を効率的に学習できるようにした厳選問題集。

パソコンの基本的な使い方を中心に計算機・Webの仕組みまで，手を動かしながら理解。学部初年級向け教科書。〔内容〕コンピュータ入門／電子メール／ワープロ／表計算／プレゼン／HTML／ネットワーク／データ表現／VBA入門／他

本書は、一般の人には用語の理解すら難しい人工知能を、関連知識が全くない人に向けて、基礎から研究に関する代表的なテーマまで、イラストを多用し親しみやすく解説した書籍。人工知能研究者である坂本真樹先生が、独自の視点で、現在の人工知能が目指す最終目標「感情を持つ人工知能」について、人と人工知能との融和の観点から解説。

テスト駆動開発の考案者であるKent Beck自身によって書かれた原典を、日本におけるテスト駆動開発の第一人者である和田卓人氏によって日本語訳。テスト駆動開発とは単にテスト自動化を行うことではなく、ユニットテストとリファクタリングを両輪とした小さいサイクルを回すことで不確実性を制御し、不断の設計進化を可能にする手法であること解説。

データを自在に操るためのスキルを身につけた「データラングラー」になろうというコンセプトのもと、データ収集、処理、分析、利用に関わるTIPSとサンプルを豊富に掲載。脱Excelを図りたいExcelユーザが、スキルアップのために読む本としても最適。

本書では、iMac、Mac mini、MacBookなどのMacデバイスでの高度なデータ処理や複雑な画像処理、人工知能、データ保存や論文・プレゼンに使えるように、macOSベースでのMacアプリ開発について解説する。データ処理やコンピュータグラフィックス、マルチスレッド処理、画像処理、Webブラウザ、マップ、3Dグラフィックスについて説明している。

本書は、はじめてC言語を学ぶ学生を対象にしたワークブックである。学習に必要な内容を30ステップに分け、1日1ステップずつでも無理なく学べるテキストとした。また、1ステップごとに演習問題を付けてあるので、自分の学習力が確認でき、プログラミング学習のはじめの一歩に最適である。

本書は，動く人や様々なモノを繋げる無線ネットワークシステムについて，基本的なしくみや技術，成り立ちから現在抱えている課題や将来展望まで，利用者の視点から解説。IoT社会の到来で注目されている，様々なモノを繋げやすくするセンサや車両によるネットワークを紹介し，その実現に必要となるネットワーク基盤のしくみと先進技術も解説。

本書はコンピュータの知識をほとんど持たない，コンピュータに慣れ親しんでいない，コンピュータ初心者である，専門学校，短大，大学（経済・経営系等の文系）の学生を対象とした，コンピュータ科学の基礎を学習するための教科書。コンピュータの歴史，基本原理，データベース，ネットワーク，情報セキュリティなどの幅広い分野を平易に解説。

Windows10とMS-Office2016を中心に，デジタル情報の収集・編集・発信などコンピュータリテラシーの基本をコンパクトにまとめた，文系・理系を問わない半期用の教科書。昨今のインターネット環境で社会問題化している情報セキュリティ，不正アクセス禁止法等の法令順守にも踏み込み，犯罪に巻き込まれないための自己防衛にも章を割いている。

複数の物理現象を同時に取り扱う「マルチフィジックス」を強みとするシミュレーションソフトウェアCOMSOL Multiphysicsを一般ユーザーが容易に活用できるよう，ユーザー視点のノウハウやモデル事例を紹介する。

Ｅｘｃｅｌの操作に必要な事柄を、例題を通して基礎から学ぶことができる。実務で使用する関数も多く収録。

実際にＷｅｂアプリケーションを作成しながら、ＰＨＰの初歩から丁寧に解説し基本を身につけることができる。

経産省ITパスポート試験シラバスに準拠。巻末に模擬問題100題や節ごとに掲載の練習問題など総収録問題数1464題。

経産省ITパスポート試験シラバスに準拠。要点理解から問題演習まで一気にできるテキスト＆問題集。巻末の模擬問題100題含む総収録問題数は524題。

既刊『スティーブ・ジョブズ－青春の光と影』の続編。アップルIIがビジカルクの出現で非常な人気を呼んだ時期から、アップルIII、リサの失敗を経て、マッキントッシュの開発にとりかかり始めた時期までを扱う。当時の人間関係や技術を詳細に記述。

既刊『スティーブ・ジョブズII』の続編。マッキントッシュの本格的な開発から、マッキントッシュの売上低下によるスティーブ・ジョブズの追放までを描いている。当時の人間関係や技術を詳細に記述。