理工学図書新刊ニュース　12月号

マーケティング，選挙，世論，インターネット。社会調査のニーズはますます高まっている。《本書は理論・方法から各種の具体例まで，社会調査のすべてを集大成。調査の「現場」に豊富な経験をもつ執筆者陣が，ユーザーに向けて実用的に解説。〔内容〕社会調査の目的／対象の決定／データ獲得法／各種の調査法／調査のデザイン／質問・質問票の作り方／調査の実施／他

現在，SDGsの理念に沿った研究が植物バイオテクノロジーの分野でも進められている．環境負荷の軽減，生物資源の保護，健康の維持等につながる開発事例を，食品と医薬品を中心に，一般の人たちへわかりやすく紹介する．

本書では自閉症でパターン探しの達人を紹介し，話題は脳スキャン，遺伝子，人類の進化にまで及ぶ．エジソンやビル・ゲイツらは自閉症の症状があったが優れた発明家だ．しかし，その多くは社会に出られず職がなく，もがき苦しんでいる．彼らの力を社会に活かすための指針を示す．

数学の基礎的な用語を収録した五十音順の辞典。図や例題を豊富に用いて初学者にもわかりやすく工夫した解説がされている。また，ふだん何気なく使用している用語の意味をあらためて確認・学習するのに好適の書である。巻末に索引を付して読者の便宜を図った。

基本的概念から，MCMCに関するベイズ計算法，計量経済学へのベイズ応用，コンピュテーションまで解説した世界的名著。〔内容〕ベイズアルゴリズム／予測とモデル評価／線形回帰モデル／ベイズ計算法／非線形回帰モデル／時系列モデル／他

辞書的に引いて役立つだけでなく，読み通しても面白いハンドブック。全21章が有機的連関を保ち，数理物理学の具体例を豊富に取り上げたモダンな書物。

物理系や工学系の新入生を対象にした微分積分の教科書。非数学専攻では不要と考えられる厳密性の追求は行わず、代わりとして一般的な理工系の微積分の教科書ではカバーしきれていない、常微分方程式・偏微分方程式・ベクトル解析の範囲を網羅している。理工系学部で必要とされる数学の知識を、早く・広く・効率良く身につけることができる。

高校数学と大学数学のギャップを埋めるための教科書。現代数学を理解するうえで必須の集合や写像に関する基礎的事項の解説から始め、関連する内容を、微分積分や線形代数の中から、基礎的な計算問題や証明問題などを交えつつ述べていく。解答付き約300問に取り組むことで、「わかったつもり」でおわらせず、大学数学をしっかり身につけられる。

近年、原子レベルの厚さと高い結晶性をあわせ持つ理想的な2次元超伝導体が、様々な物質系で発見されている。本書では、超伝導の基礎知識から出発して、2次元系における超伝導ゆらぎと相転移、さらには表面界面や原子層を舞台にした最先端の研究に至るまでを解説する。超伝導にあまりなじみのない研究者も、興味をもてる内容になっている。

「数学に裏打ちされた論理」を、初学者にも追えるようにできる限り丁寧に示すことを主眼とした。他書では省略されたり付録になっていたりするような論理も、それ自体が重要であることを強調するために、全て本文中に示している。本書に示された論理を読者自身が読み解き、自分の手で問題を解きながら基本的知識を身につけることができる。

本書では，Part1で細胞内での生体分子を理解するための基礎を，Part2で分子環境の両極にある，「分子夾雑」と「１分子」の観点から，生命化学研究における最近の進展をタンパク質や核酸などの生体分子や生命システム，デバイスなどに分け，第一線の研究者に解説いただいた．

液体クロマトグラフィーは、クロマトグラフィの中で最も汎用性の高い手法であり、幅広い分野において様々な特性をもつ試料成分の分離に用いられている。本書では、クロマトグラフィにおける重要なパラメータや実際の装置、理解が不可欠な分離モード、実試料の分析の実際について解説する。さらに、各分野の分析例を通して、理解を深める。

へ向けた取組みと、実現に向けての行政の在り方を示す。

電気化学インピーダンス法はより詳細な電池の特性評価が行えるため、非常に注目度がアップ。インピーダンスの測定を利用した現象の解明には、電気化学および交流法の基礎、精度の高い測定の実施と正確な評価が重要。本書は基礎および概念を説明し、測定条件とさまざまな解析法を平易に解説。多くの産業・分野・技術に役立つ内容。データ処理を充実。

どのような有機反応に出合っても合理的な反応機構を書けるようになる。遷移金属介在反応と遷移金属触媒反応についても取り上げ、有機反応機構の立場から有機金属化学の考え方を解説。それぞれの反応を電子の流れで示すことにより、メカニズムと電子論を理解でき、有機合成反応の幅広い知識を習得。改訂版では生化学反応機構，C-H活性化など加筆。

環境問題や社会問題など、地域・国、国際社会の様々な規模で生じる森林と水に関わる基本的な問題を取り上げ、その理論的背景を解説する。前半は森林を介した水循環、水による物質およびエネルギーの移動などの基本的な概念と研究成果を概説。後半は世界の森林の水循環の実態を示し、執筆者が特に取り組む環境変動に関わる研究事例を解説する。

本書は、長く動物学分野で生理学の教育に携わってきた4名の著者によって、動物の生体が示す生命活動機能的側面について分子から個体のレベルまで通して理解し、さらに種の多様性について洞察を深める一助となる教科書となるよう構成された一冊．

学会40周年記念出版。リモーセンシングとは、「物を触らずに調べる」技術のことであり、観測機器（センサ）を人工衛星や航空機などに搭載し、地球の表面付近を観測する技術である。本書では、基本原理、要素技術、陸・水・大気・災害などにおける利用事例、観測衛星センサ、取り巻く環境などから約300項目を見開きで解説。

原子炉の安全性確保や廃炉に必須となる、放射線照射下の金属・合金材料の特性変化について、基礎から最新の知見まで網羅した専門的教科書。各章には、照射効果の例や図解を多数掲載。また、章末の問題に取り組むことで、その章の主な概念への理解を深めることができる。照射材料科学にかかわる研究者・技術者、必携の一冊。

化学工学分野のカーボンニュートラルに資する研究開発の第一線で活躍する産学の研究者が、最先端の研究成果および現状についてまとめた書籍。CO2の分離回収・利用、水素やアンモニアなどの炭素フリー燃料といった個々の技術から、エネルギーシステムまで言及。この分野を新たに学び、現場で活かしたいと考える技術者・研究者にとって有用な一冊。

電験三種は、理論、電力、機械、法規の4科目の試験が実施され、出題範囲が広いうえに、問題のレベルが高く、確かな計算力と理解力が必要。合格には過去問題を繰り返し解き、問われている内容を根本から理解することが大切。理論科目の過去15ヵ年の試験問題と解答・解説を掲載し、基本からわかりやすく解説。別解、問題を解くポイントなども充実。

電験三種は、理論、電力、機械、法規の4科目の試験が実施され、出題範囲が広いうえに、問題のレベルが高く、確かな計算力と理解力が必要。合格には過去問題を繰り返し解き、問われている内容を根本から理解することが大切。電力科目の過去15ヵ年の試験問題と解答・解説を掲載し、基本からわかりやすく解説。別解、問題を解くポイントなども充実。

電験三種は、理論、電力、機械、法規の4科目の試験が実施され、出題範囲が広いうえに、問題のレベルが高く、確かな計算力と理解力が必要。合格には過去問題を繰り返し解き、問われている内容を根本から理解することが大切。機械科目の過去15ヵ年の試験問題と解答・解説を掲載し、基本からわかりやすく解説。別解、問題を解くポイントなども充実。

電験三種は、理論、電力、機械、法規の4科目の試験が実施され、出題範囲が広いうえに、問題のレベルが高く、確かな計算力と理解力が必要。合格には過去問題を繰り返し解き、問われている内容を根本から理解することが大切。法規科目の過去15ヵ年の試験問題と解答・解説を掲載し、基本からわかりやすく解説。別解、問題を解くポイントなども充実。

第二種電気工事士筆記試験の過去20回分（令和４年度～平成27年度）を収録し、その解答・解説を加えてまとめた問題集。その丁寧な解答・解説は定評がある。第1編には筆記試験に必要とされる重要ポイントをまとめた内容を、第3編には電気工事士試験に関連する法令（電気設備技術基準／電気設備技術基準の解釈）を抜粋したものを、それぞれ収録。

無線従事者試験の計算問題は公式の活用法が重要。本書は公式やその解説だけでなく、過去問を使用した例題も掲載。各テーマ見開き2ページの構成でちょっとした空き時間にも学習できる。「一陸技」、「二陸技」、「一陸特」、「一アマ」の受験者が対象だが、公式ごとに対象資格のアイコンを設け、必要な内容が一目でわかるようになっている。

「第1種放射線取扱主任者試験」対策書（出題項目順に試験問題を分類）の最新版。最新2022年まで過去5年分の試験問題を、出題分野に沿って整理・分類し、重要度と頻出箇所がすぐにわかるようになっている。各問題には読めばそのまま力になる、詳しく丁寧な解説を掲載。索引も付いているので、受験直前にも活用できる。