理工学図書新刊ニュース　4月号

新気候値（1991～2020年）による世界各地の気象・気候情報を天気図類等を用いてビジュアルに解説。〔内容〕グローバル編（世界の平均的気候分布／大気内自然変動／他），地域編（それぞれ気候環境／植生分布／異常気象他：東アジア・南アジア・西アジア・アフリカ・ヨーロッパ・北米・中米・南米・オセアニア・極・海洋），産業・文化・エネルギー編（農林業・水産業・文明・文化／他），第四紀編（第四紀の気候環境／小氷期／現代の大気環境），付録。

カーネギーメロン大学のデグルート教授と同僚のシャービッシュ教授による，確率・統計の標準的教科書。原著第4版の邦訳。全12章から構成されており，数理的な厳密性はもちろん，図表による直観的理解，確率や統計の考え方が実社会でどのように使われているか，例を用いて多数紹介する。アメリカの教科書らしく豊富な演習問題を掲載している。

凸多面体の数え上げ理論の専門書。面の数え上げと格子点の数え上げの両者を扱う専門書は，洋書，和書を問わず，本書が唯一無二である。本書では，1970年以降の凸多面体の現代的理論の骨格を紹介する。予備知識を仮定せず，礎となる定理の証明は必要な補題を完備し，丁寧に解説する。距離空間と線形代数の初歩を習得していれば読破できる。

複素数の定義から始め，正則関数の基本性質（コーシー・リーマン方程式，コーシーの定理，コーシーの積分表示，テイラー展開，一致の定理)と留数解析（留数定理，定積分計算，偏角原理，ルーシェの定理，開写像定理）の根幹を，一般的な仮定のもとで厳密に詳解する。応用系の読者に向けて，要点を手早く習得できる近道も随所に用意しており，目的に応じてカスタマイズできるよう構成している。

中学高校と大学の橋渡しを意図して，大学数学に触れながら中等数学を捉え直し，その教育的意義を解説する。前半は，数学教育の目標・歴史・評価・ICT・STEAM教育などの数学教育全体について，最新の研究成果も交えて概観する。後半は，数学各分野の教育内容と指導法について解説する。数学教員の授業内容に創意をもたらす工夫も凝らしている。

データサイエンスの視点から，統計的社会調査の基本理論と実践的な方法を中心に紹介している。国内の調査事例と調査データを用いて，諸調査方法の理論的枠組と応用実践の諸手順について，最新の研究成果を解説する。重要な知識を着実に理解できるよう，各章末には練習問題も用意。社会調査の実務書としても使用できる構成になっている。

情報分野において必須知識と言える離散数学に関する，好評テキストの改訂版。豊富なイラストと共に，「登場する概念のわかりやすい解説」のみならず「登場する概念が具体的に役立つ場面のわかりやすい解説」をも展開していく。離散数学の壁，またAIの理解への壁をも乗り越え，これからの時代を牽引する人材へと成長するのに，好適の一冊である。

数値計算の教科書兼演習書。各章は理論と演習半々で構成され，前半で数値計算アルゴリズムの理論を学び，後半でCとFortranを使った実装演習を行う。理論部分では高校数学を基本とし，数値計算アルゴリズムを数学的・直感的にわかりやすく解説する。演習部分では課題を豊富に掲載。実際の動作可能なプログラムをパスワード付きでHPにて配布。

今まで数学を敬遠してきた文系学生を主な対象として，高校数学の知識を前提とせず，実社会で数学が活用されている例として「金利」を取り上げ，その仕組みを解説する。金利の具体例を紹介しながら，それを理解するのに必要な数学単元を解説する。また，公式の導出についても順序だてて説明することで，論理的思考力の養成を意図している。

Hardy and Wrightとして世界的に高名な原書最新版の翻訳版．多くの現役の専門家により，数学的進展等の詳細な註釈が加筆され，Goger Heath-Brownによる参考文献の充実が図られた．また第25章(翻訳版ではII巻) としてJoseph

Hardy and Wrightとして世界的に高名な原書最新版の翻訳版．多くの現役の専門家により，数学的進展等の詳細な註釈が加筆され，Goger Heath-Brownによる参考文献の充実が図られた．また第25章(翻訳版ではII巻) としてJoseph

江戸時代初期の陣羽織、天皇のみが着用できる「黄櫨染」、中国少数民族の藍染め布「亮布」など、様々な時代・地域の現存する衣服を取り上げ、それらがどんな染料・技術で染められたかを考察して再現。染めの復元作業の工程を豊富な写真とともに丁寧に解説する。

植物の起源から形態・生態，そして環境との関わりをストーリーとしてオールカラー図版で解説〔内容〕植物の起源／分類と系統／陸上植物／種子植物の花から種子へ／繁殖様式／身近な植物の繁殖戦略／生物との関わり／環境／人の暮らし。

景観生態学は，複数の生態系の相互作用系として存在している景観の諸特性を，様々なスケールから空間階層的に解明しようとする学問分野である。本書は，景観生態学の基礎，理論から応用，社会実装までの考え方を網羅した教科書。どこからでも読むことができ，景観生態学の考え方事典としても活用できる(日本景観生態学会創立30周年記念出版）。

前半では「人間中心設計」に関するISO（JIS）の規格群が制定された背景を辿りながら，それぞれのキーポイントを学べる。後半ではサービス業・製造業で働く人との対話を通して，各社の取り組みや規格に対する対応等をまとめた。同業他社の動向を知りたいというニーズに応えるべく，匿名掲載することで現場の実情を伝えられるように心がけた。

自社の事故シナリオに対してリスクを許容できるか否かを判断するためにも、またプロセス安全マネジメントを強固なものにするためにも欧米では常識になっているLOPA（防護層解析）。本書ではLOPAとは何か、何をするものなのか、いつ使い、どのように機能し実装するのか、本書共通の例題のシナリオを通して具体的に理解することができる。

1級電気工事施工管理技士の第一次検定および第二次検定を一冊にコンパクトにまとめた参考書の、令和3年度の制度改正に対応した改訂版。出題傾向を精査することで、各科目の頻出するテーマを絞り、テーマ毎に学習のポイント、重要事項解説、確認問題で構成している。頻出する出題問題をグルーピングすることで効率的な学習が可能な作りとしている。

第一級陸上無線技術士試験の過去問題（令和3年7月期～令和2年1月期の7回）を科目ごとにまとめ、「問題」→「解説」の形で解説した過去問題集。試験のテクニック、暗記するポイント、類題の出題傾向等も盛り込んでいる。各科目の出題傾向の表も掲載しており、直前の対策に最適。付録で、平成31年以前の問題から出題予想問題を抜粋して掲載。

「第一級陸上無線技術士試験やさしく学ぶ　無線工学A」の改訂3版。ポイントを絞った解説と多くの図で、初学者、独学者でも理解しやすいよう構成し、多くの読者の支持を得ている。今回の改訂では、2017年以降の問題を新たに分析し、新傾向の問題を取りこむだけでなく、解き方のポイント、考え方、公式の使い方等の説明を充実させている。

「第一級陸上無線技術士試験やさしく学ぶ　無線工学B」の改訂3版。ポイントを絞った解説と多くの図で、初学者、独学者でも理解しやすいよう構成し、多くの読者の支持を得ている。今回の改訂では、2017年以降の問題を新たに分析し、新傾向の問題を取りこむだけでなく、解き方のポイント、考え方、公式の使い方等の説明を充実させている。

「第一級陸上無線技術士試験やさしく学ぶ　無線工学の基礎」の改訂3版。ポイントを絞った解説と多くの図で、初学者、独学者でも理解しやすいよう構成し、多くの読者の支持を得ている。今回の改訂では、2017年以降の問題を新たに分析し、新傾向の問題を取りこむだけでなく、解き方のポイント、考え方、公式の使い方等の説明を充実させている。

「第一級陸上無線技術士試験やさしく学ぶ　法規」の改訂3版。ポイントを絞った解説と多くの図で、初学者、独学者でも理解しやすいよう構成し、多くの読者の支持を得ている。今回の改訂では、2017年以降の問題を新たに分析し、新傾向の問題を取りこむだけでなく、解き方のポイント、考え方、公式の使い方等の説明を充実させている。

放射線取扱主任者試験・診療放射線技師国家試験で求められる法的知識や関係法規を他の条文との比較することで理解を深められるように工夫した。従来の放射線関連の法規や法令のテキストに不足していた基礎知識を総論としてまとめた。

人気シリーズの第4弾。テーマは強化学習。外部ライブラリに頼らず、強化学習を支える基本的な技術やアイデアをゼロから実装しながら学ぶ。読者が強化学習独特の理論を確実にマスターできるよう、強化学習という難解なテーマの構成要素の一つひとつを「理論」と「実践」の双方から解説。理論書とは異なり、コードを通して気づきを数多く得られる。

アルゴリズム取引にPythonを利用する方法を解説。適切な環境の設定、データの取得、NumPy/pandasを使ったデータ分析、取引戦略のバックテスト、市場予測、ストリーミングのリアルタイム処理等、取引のさまざまな側面にPythonを適用する手法を紹介し、自動取引戦略をシステマチックに構築、デプロイするための選択肢を学ぶ。

組織構造を大幅に変更する柔軟性がない場合に、チームにDevOpsを導入するための方法を示す。権限を持たない一般のエンジニアを対象に、ソフトウェア開発を良くしていくために必要なDevOpsを取り入れる具体的な行動プランを解説する。アンチパターンを具体的なストーリーとして紹介し、そのアンチパターンがなぜ問題なのかを詳述する。

情報セキュリティ技術者の必携書がPython3対応で大幅改訂。Pythonを使ったサイバー攻撃手法について解説。基本的な通信プログラムからProxyやRawデータ、Webアプリケーションへの攻撃やトロイの木馬の動作、フォレンジック手法やOSINTまで、攻撃者の実践手法から防御方法を学ぶ。日本語版オリジナルの巻末付録も収録。

Go言語の基本的文法についてはオンラインドキュメントが充実しているが、その先に必要な実践的な題材や設計のポイントなどのコツを、業務の現場でGoを使う著者陣がレシピ形式で多数解説。構造体やインターフェースの使い方からCSVファイルや固定長ファイル、JSONの扱い方、ログやテスト、バッチの書き方など現場に即したトピックを紹介。

システムやサービス開発での言葉の選択は、ユーザを体験に惹き込むために重要で、「UXライター」という職種の求人が始まるなど、今後需要が高まると考えられる。本書では、言葉を選別・決定することで体験の質を向上させる役割を担うUXライターのために、豊富なプロジェクト事例を用いて言葉の使い方を学ぶとともに、ツールなども紹介する。

本書「Fusion 360操作ガイド［アドバンス編］」では、ベーシック編で学んだ内容を応用し、より複雑な形状のモデリング、有機的な形のモデリング、複雑なレンダリングの設定などを学習できる。

データ工学の視点から，電子カルテに蓄積された情報を二次利用するために必要な技術・解析方法をわかりやすく解説。医療・健康・介護情報の電子化対象とメリット，情報を扱う際に考慮すべき事項やそれらにまつわる技術を詳解する。電子カルテをめぐる現状を概観しながら課題にも言及し，実際の電子カルテデータを用いた実証例も紹介する。

社会人基礎力として必要となる情報スキルを，学生自らが考え修得していくテキスト。さまざまな環境下でパソコンの基礎を学ぶ学生を対象として，OSの環境に左右されない，コンピューターリテラシーの基本的な考え方を身につけることを目的とする。Office 2019を基本としているが，Office

コンピュータビジョン研究の最先端をゆく季刊シリーズ第2号。最新動向サーベイでは，畳み込みニューラルネットワークの動画認識への適用，Transformerをベースにした認識モデルについて紹介。論文フカヨミ記事では，基礎から分野のトレンドまで，重要論文を紐解きながら詳解する。チュートリアル記事では，Visual

プログラミングは貴重なアイディアを実現するための強力な武器である。本書ではPythonという人工知能用言語を用い，問題解決を通してその背景にある専門知識も同時に身に付けながらプログラミングの基礎を習得していく。

本書は，Microsoft 365/Office 2019を活用した情報リテラシーの入門書であり，大学・短期大学・高等専門学校の情報教育のテキストとして利用できる。

HCIやHIの初学者に向け，「人間に関すること」，「HCIの基礎知識」，「HCIの評価方法」について丁寧に説明している。実際に手を動かし，穴埋め欄に書き込むことで，効率的にHCIやHIについて学び，整理することができる。

メディアコンテンツの制作に携わる人が，前提として身に付けておくべき物理学の基礎をまとめた。物理学の知識を用いて，現実を表面的に観察し，背景にある理論に従って物や人を動かすことで制作物のクオリティを上げることができる。

生命科学・医療系の大学で必要な情報リテラシーをまとめている。昨今のネットワーク環境の大きな変化を盛り込んで改訂。主要ソフトの基本的な使い方から、化学構造式の描画、情報検索とその信憑性の判断、情報倫理と情報セキュリティ、実験データの整理、論文の作成、学会発表の準備まで、「調べて、まとめて、発表する」ために必要なスキルを解説。