理工学図書新刊ニュース　3月号

就職後のコミュニケーションに不安を覚えている大学生、コミュニケーションになんとなく困っている新入社員・若手社員の入口となる一冊として、社会人に必要となるコミュニケーション力をわかりやすく解説した入門書。「資料をまとめる文章力」「情報を伝えるためのプレゼン力」「上司や同僚と円滑に仕事をこなすための会話術」についてまとめた。

高校生に研究・発表を徹底指南する『これ研』が生まれ変わってパワーアップ！　大改訂版としてほぼ全面的に書きかえられ、課題研究だけでなく、探究活動にも役立つようにした。研究の進め方・論文の書き方・口頭発表とポスター発表の仕方を説明し、理系のみならず文系でも役立つようにしている。本文2色刷。（一部フルカラー）

因果推論の活用を通じて、効果検証や相関と因果関係の違いといった、データ分析の現場で頻発する問題への解決策を紹介。さらに、因果推論の基礎から機械学習や時系列解析との組み合わせ、さらに因果探索まで学習することにより、幅広い問題に対応可能になる。具体的な事例や豊富な図を用いて、因果推論の基本的な概念や手法を分かりやすく解説する。

数学の美しさの一つは分類であり、リーマン対称空間は有限個の型に分類できる。本書では、群、位相、多様体など多くの概念が組み合わさることでリーマン対称空間という構造が明確に現れる流れを紹介する。第I部で具体的な計算にじっくり取り組み、第II部では連続群の話からリーマン対称空間の分類が形式化されていく過程を俯瞰していく。

生命医科学分野への参入を目指す、数理科学を専門とする学生・研究者を対象に、個体群動態の定式化とデータ解析のノウハウを説明する。著者ら独自の研究に基づき、数学ツールやコードを用いて、ウイルス感染の数理モデルやシミュレーションの開発方法を説明。COVID-19の臨床データを用いた研究成果についても詳細に解説する。

言葉を尽して徹底的に丁寧に書き起こしたルベーグ積分の入門書。初学者が遭遇しがちな「学びの壁」を乗り越えるための秘訣を伝授する。平面のジョルダン測度およびルベーグ測度、一般の測度空間における積分論およびその応用を解説。測度論の概要を理解し、ルベーグの収束定理、フビニの定理が使えるようになることを到達目標としている。

組合せゲーム理論について基本から発展までを幅広く解説。組合せゲーム理論に興味のある人が読み進められるよう、定理などの主張の証明は詳細に記述。また、基礎的な概念をできるだけ網羅しつつ、そこからどのような展開がなされているのかを紹介し、さらなる勉強の助けとなることを目指した。各章末には演習問題、巻末には解答例を掲載。

数・集合の概念の他に、数理論理・証明・関係（順序や同値性）・無限とその濃度・置換と群論などといった、数学における基礎的ながらも軽視されがちな概念全般を徹底的に追究していく。大学数学やその先の研究活動にも通用する、強固な「数学の根幹」を培うべく、詳しく解説する。　【目次】直観的背景／形式化の始まり／公理系の展開

高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学の攻略問題集。最新2023年まで過去6年分の試験問題を、出題分野に沿って整理・分類し、重要度と頻出箇所がすぐにわかるように構成している。また、各選択肢に詳しい解説を掲載しており、この一冊で試験傾向の把握と対策が行える。

高圧ガス製造保安責任者試験 丙種化学（特別）の攻略問題集。最新2023年まで過去6年分の試験問題を、出題分野に沿って整理・分類し、重要度と頻出箇所がすぐにわかるように構成している。また、各選択肢に詳しい解説を掲載しており、この一冊で試験傾向の把握と対策が行える。

本書は，量子化学計算に関する初学者向けの入門書である。特に，PythonとPsi4を用いて量子化学計算の基本を学ぶことを目的としているが，計算ソフトに依存しない普遍的な概念を習得できるように心がけて執筆した。

複合機やプリンターで広く利用される画像処理技術についてまとめた書。学術界・産業界で活躍する研究者および技術者を執筆陣にむかえ、アナログ画像処理技術からデジタル画像処理技術への変化や、人間がどのように画像を認識するかという視覚との関係を含め、画像処理全体をわかりやすく俯瞰にまとめた。

「二酸化炭素が増えると、地球が温暖化する」私たちは何気なくこのような話をするが、分子のレベルで見てみると、そう単純な話ではない。分子科学・量子光化学を専門とする著者が、熱や温度の正体をもとに、地球温暖化の科学を解説する。地球温暖化に関心のある方はもちろん、化学を学ぶ高校生や大学生、高校の先生におすすめの一冊。

見るだけで心がなごむ！かわいい生き物たちのイラストが，疲れた心やささくれた心を癒やしてくれます。　生き物たちが教えてくれる！生き物たちのあの手この手は，人間にも応用できる事があります。読めば昨日の自分よりも強くなれるかも？

東京電機大学の新入生へ向け、大学とはどんなところかを解説し、安心して自信を持って大学生活に取り組めるようサポートする。新入生を大学が歓迎し応援する姿勢を伝える。大学生活を有意義に過ごせるように心の準備をさせる。自信を持ち、前向きに、興味関心を深めて挑戦することを促す。また、カリキュラムや大学の方針や情報を更新。

待望の第3版。内容を充実させて改訂。新入生が有意義な大学生活を送るために、生活と学習両面からのステップアップを図るためのテキスト。レポート実例や例題トピック等を現状に合わせて修正。また生成AIに関する知識と注意事項を追加した。見開き2ページで解説されているので、分かりやすく使いやすい。

スマートフォン、体重計、自動車、バーコードなど、身の回りにある、あらゆるものに使われているセンサについて、具体例を元にそのしくみをわかりやすく解説。興味をひく話題も盛り込んでおり、挫折せずに最後まで読み進められる。原理も理解できるので、初めてセンサに興味を持った人や、一度でもセンサを難しいと思ったことがある人にオススメ。

放射性廃棄物の工学的取扱いを体系的にまとめた書籍の改訂版。2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、廃炉に伴う放射性廃棄物の処理や土壌等の除染に関する工学的・法的問題への解説を追加するほか、放射性廃棄物の処理に関わるクリアランスの進展、地層処分を巡る状況、その他要求事項や社会受容などについて解説。

合格に必要な知識を厳選して解説した第一種電気工事士学科試験の独習用テキスト。1テーマ見開き2ページで、重要事項の暗記から過去問の攻略まで無駄なく学習できる。点数の取りやすい配線図や材料・工具など、目で見て覚えやすいものから学べる構成。問題を解くための攻略法が詰まっており、初めて受験する人、専門的な知識がない人にもおすすめ。

第二種電気工事士技能試験の対策書。2024年度の候補問題13問を元に、寸法・使用材料・施工条件等を想定して予想問題を作成し、その解答・解説を掲載。使用材料の写真、電線・ケーブルの切断寸法、電気回路図（複線図）、完成施工写真等を掲げ、施工上のポイントも含めて簡潔明瞭に解説。基本作業や公表問題13問の施工作業は動画で視聴可能。

第三種電気主任技術者試験（電験三種）では、CBT方式の導入により過去問題が再利用されるようになったため、これまで以上に過去問学習が重要かつ最優先となる。本書では、理論科目の過去13ヵ年（H7～H19）の試験問題と解答・解説を年度順に掲載し、基本からわかりやすく解説。学習しやすいように解答・解説が別冊となっているのが特長。

受動素子だけで構成されている回路を電気回路，能動素子を含む回路を電子回路と区別し，前半では電気回路の基礎知識，後半では制御回路で使われている電子回路とオペアンプの内部構造の理解からそれを用いた回路の作り方を説明。

直近の再エネ関連法規含む令和5年中に実施された改正や、その他の法改正の内容を盛り込む。電気関係の法令に重点を置き、工業高校の学生から大学生、電気関係の初学者向けにやさしく解説。また、電気施設管理については、高専や短大の学生及び電験受験者が習得しておかねばならない基本的な事項をまとめてある。

2級電気通信工事施工管理技術検定の受験対策書（第一次・第二次検定対応）。「合格」に結びつく重要な内容を登載した解説文（テキスト）と、出題傾向をとらえた過去問を章末に登載し、「テキスト＋問題」型の書籍として効率的な学習を実現。また、重要事項の暗記に特化した「ごろあわせ」、学習の手助けをする「point」で、実力を養成する。

電波の物理的な性質，媒質と電波の相互作用，レーダ計測装置と信号特性を理解するため，地中レーダに特有な技術を中心に解説した。地中レーダ技術が電波科学を基礎とする計測技術であることを理解してもらうことを目的とする。

HEMTなど、その種類と構造、基本特性などを、どのようなメカニズムで動作しているのかを中心に、丁寧に紹介する。

JavaScriptによるプログラミングの入門書。ブラウザ上にメッセージや画像を表示することからはじめ、分岐や繰り返しなどプログラミングの基本的な概念、タイマーを使った処理などを解説。最後に小さなWebサイトを作ることで、JavaScriptの基本を一通り学べる。豊富な練習問題を解くことでプログラミング力が自然と身につく。

Pythonを用いた数理最適化の入門書。Pythonを使ってさまざまな課題を実際に解くことで、数理モデルを実務で使いこなす力が身につく。数理最適化のアルゴリズム自体ではなく、数理最適化を用いた課題解決に重きを置いている点が特長。ビジネスの現場で発生しうる試行錯誤が多分に盛り込まれており、実務における手順などを学習できる。

分散型バージョン管理システム「Git」の解説書。バージョン管理システムの使用経験があるソフトウェアエンジニアが対象。リポジトリの内部やブランチの状態を示す図を多用し、開発時だけでなく、トラブルシューティング時に使用するサブコマンドまで幅広く解説。Gitリポジトリの内部構造についても触れており、Gitをより深く理解できる。

PHPを使う上で、約140の遭遇しそうな問題とその解決策をまとめたレシピ集。PHPの基本的な文法から、暗号化、エラー処理、デバッグ、パフォーマンスチューニングといった重要な概念、型システム、非同期処理まで、効率的でモダンなWebアプリケーションを構築するためのレシピを網羅している。PHPの最新バージョンに対応。

ソフトウェア組織は、アジャイルなどの手法を通じて仕事のやり方を変革しているが、うまくいかないことがある。本書はそれらのプラクティスが機能するための土台となる「組織での会話」にフォーカス。会話により、認知バイアスや恐怖を取り除き、効果的でパフォーマンスの高いチームを構築し、真にアジャイルな成果を達成するための方法を解説する。

データビジネスは、多くの企業が参入し、さまざまなツールが投入されているが、目的や手段を正しく評価できないと適切な結果を取得できない。本書では、受注側は、顧客の目的を正しく理解してツールを選定し、ニーズに応えるシステムを構築する方法を、発注側は、目的を明確にして正しい知識を身につけることの重要性をそれぞれ学ぶことができる。

深層学習に代わる機械学習方式として注目を集めているリザーバーコンピューティングは、様々な物理デバイスで実現できるが、特に光を用いた研究が盛んであり、高速かつ低消費電力な光コンピューティングの実現が期待されている。光リザーバーコンピューティングの原理、実装方法、応用例を基礎から丁寧に解説する。（サンプルプログラム付き）

今後この分野の研究・開発に取り組む方々の共通基盤となる知見を提供する事に主眼を置き，シリアスゲームの成り立ちから展開，各分野の事例や新たな取組みを整理して論じるとともに，その意義や社会に起こした影響を解説。

本著は，演習を通して実践的に学ぶ，MATLABによるディープラーニング入門書である。大学教養数学やプログラミングの経験があると理解しやすいが，その不足分を補う勉学意欲があれば，実践力が育まれるよう工夫して書いている。

エネルギー管理士試験熱分野のテキスト。「エネルギーの使用の合理化等に関する法律（省エネ法）」が、「2050年カーボンニュートラル」や2030年度の温室効果ガス削減目標の実現に向け「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に変更されたため、最新の出題傾向等の確認、問題の取込みを含め内容を刷新した。

本書は初版発行以来、機械系教育機関、機械系技術者から好評を得ているJIS機械製図の「完成図例集」。令和元年5月改正のJIS B 0001：2019［機械製図］規格に対応するため、PART1は全般的に改正内容との整合・見直しを行ない、PART2は具体的な指示記号等の図例を刷新、設計製図をする上で必要な各種規格を付録とした。

「機械製図」を学ぶ機械工学系大学生のための教科書。初学者でも理解しやすいよう、演習課題・組立図例を豊富に掲載しており、基礎的内容からわかりやすく学べる。手書き・CADにかかわらない機械製図の基本をJISに基づいて解説している。改訂にあたり、テクニカルイラストレーションの項目の追加など内容の増強に加えて、最新のJISに対応。

真空装置の最新技術と関連データを網羅したハンドブックの改訂版。「真空ハンドブック」は、1992年11月に初版が、2002年に新装版が発行され、真空装置の最新技術と関連データを掲載した数少ない書籍として長らく好評を博してきた。３訂版では、技術的進展や経済・産業上の環境変化を鑑み、内容や収録データの見直し・更新を行った。

ロボティクスには広大な範囲の知識が必要とされる。本書では，ロボットの組立て，制御やセンサ処理のプログラミング，性能評価，ロボコンでの作戦など，ロボットだけに限定して，様々な確率・統計の知識を学ぶことを目的とする。

日本の産業用ドローンは、農業や測量分野で確実にその利用が進んでおり、さらに施設・設備点検などのインフラ維持管理分野、災害分野での活用が始まっている。法整備も進みつつあり、その普及はますます進んでいく状況だ。本書では、産業用ドローンの機体、関連企業などを網羅し、データベース的に紹介、解説していく。

数十kW級の大電力モータ・インバータや数GHz級の通信機器、数十GHz級のミリ波レーダなどが車載されるようになるなど、自動車は大きく変化している。そのなかで自動車の設計・開発におけるEMCに対する要求が強くなっている。本書ではEMCの基礎から、規格や対策までの必須知識を図とともに丁寧に解説する。

CAEは、設計の妥当性を確認するために使用されるコンピュータ上のシミュレーションソフト。最近では手軽に使用できるようになってきたが、思った結果が得られずにハードルを感じている使用者も多い。本書は、正しい結果を得るための使いこなし方を、材料力学の基礎知識をもとに解説する。

１級土木施工管理技術検定は，令和３年度から新試験制度になった。本書は新試験制度による試験内容・採用基準に対応した問題集である。第一次検定では，施工管理法「応用能力」を問う問題が出題される。過去の出題傾向分析から頻出問題を収録し，丁寧でわかりやすい解説を見開きで掲載してある。

本書では，企業や大学の研究室においてビッグデータを分析・活用する際に必要となる実践的な知識をまとめた。円滑な業務遂行を成し遂げられるように，データサイエンティストだけではなくプロジェクトを統括する人も読者対象とした。

充実した解析手法の説明と，実際のデータを用いた豊富な例題・演習により，土木・交通計画で必須の分析手法である多変量解析の考え方・適用方法を身につける。改訂版では8章の因子分析の内容を再整理し，その説明を充実させた。

技術士第二次試験「上下水道部門」に対応した受験対策本の第7版。技術士第二次試験上下水道部門の対策をすべて解説した本。論文対策（論文作成のポイント、「必須科目」「選択科目」の対策、3年分＜2021?2023年度＞の過去問題）と関連重要キーワード解説に加えて、口頭試験にも対応している。