2015年3月末で東京大学を退職することになり、そのために研究室を整理する必要が生じた。山積みの書籍や、書類などを片付けていくと、思わぬところから史料の断片が見つかった。そうした半分以上忘れてしまっていたフィルムやコピーを素材に、その内容を紹介しながら、とくに中心になる企業資料の特徴とか、収集の思い出などを綴ります。
武田晴人
1949年4月東京に生まれる。1979年3月東京大学経済学研究科博士課程単位取得退学。1979年4月東京大学社会科学研究所助手、1981年4月東京大学経済学部助教授、1991年6月同教授(2015年3月まで)。専攻は日本経済史。
第1回研究室の埋蔵品
1.研究室の埋蔵品
2.古河家の伝記編纂資料
第2回古河市兵衛翁伝の編纂資料
1.古河文書全三三巻
2.ミニコピーフィルム
3.古河市兵衛の書簡綴
1.史料の概要/2.研究室での再整理
第5回もう一つの藤田組関係資料
1.小坂という町/2.現地調査の費用/3.残っていた史料
第6回古河家初期会計帳簿
第11回小野田セメントの社史資料
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